こんにちは🐥
今日は、二女の化学物質過敏症の発症のきっかけと今までの記録を書きたいと思います。
今年の1月末、娘(二女)が突然「化学物質過敏症」のような症状を発症しました。
これまで普通に使用ししていた日用品や洗剤で体調を崩すようになり、私たち家族にとっても大きな転機となりました。
ここでは、その時のこと、そして今までの対応についてまとめてみました✒️
1.発症のきっかけ☃️
 1月の終わり、娘がお風呂掃除をしていた時のことです。
いつも使用している一般的な浴室用洗剤を、泡タイプのスプレー容器に入れ替えて使ったところ、細かい霧状になって広範囲に噴射されてしまい、娘がその成分を吸い込んでしまいました。
その直後からせき込み、息苦しさ、といった症状が出始めました。
最初は、風邪かな?と思っていましたが、その日を境に明らかにアレルギー反応が出始めてしまったのです。

2.発症からの経過
 症状が出て2~3日たっても改善しなかったため、まずはオンライン診療を受けて吸入薬を処方してもらいました。
しかし、ほとんど変化がなく、近くの呼吸器内科を受診。血液検査やレントゲンも受けましたが、結果は「異常なし」(原因や病名がわからないことが一番不安💦)
それでも咳と息苦しさは続き、ゲップが頻繫に出るようになり、ゲップのあと少しだけ楽になるという不思議な感覚があったそうです。
吸入薬で多少の改善は見られたものの、完全には治りませんでした。
1ヶ月ほど経った頃、私が風邪をひき、それが娘にうつった事で再び症状が悪化。
今度は鼻水と強い咳が続き、耳鼻科で鼻の吸入治療を受けました。一時的には楽になるものの、夜になると咳で眠れず、座ったままの姿勢でうたた寝する日々…

1週間ほど苦しい時期が続きましたが、少しずつ落ち着いていきました。
その後、咳は次第に減っていき、強めの吸入を一日4回使用するようになりました。
洗濯洗剤、食器用洗剤、整髪料、シャンプーなどに反応してアレルギー反応がでることがはっきりわかり、ネットで調べまくりました。
3.化学物質過敏症
 これまでの経過を通して、ネットなどで調べた結果「化学物質過敏症(MCS)」にぴったり当てはまることがわかってきました。
「化学物質過敏症」・・・日常にある洗剤や香料などの微量な化学物質に反応して、頭痛やめまい、息苦しさなどの体調不良を起こす。原因物質や反応が人それぞれで、生活環境の工夫が必要になる。これが化学物質過敏症です。
何でアレルギー反応がでるかわからず、とにかく家中の洗剤を無添加に変えることから始めました。
そして、今まで使用していたマットレスにも反応が出るため、布団に変え、更に、布団乾燥機1時間かけたあとに布団掃除機を徹底的にかけダニ、ほこりなどを取り除く様にしました。
部屋のラグマットもすべて外し、リビング以外はフローリングのみに。
大好きなぬいぐるみも…いつも過ごす部屋から移動しました。

4.猛暑!エアコンとの闘い
 夏が近づくにつれて、新たな問題が起きました。
それはエアコンです。家には2台のエアコンがありますが、使用すると息苦しさや頭痛のような症状が出るようになりました。
フィルターの掃除を丁寧にしても改善されず、専門業者に依頼。
「天然の無添加洗剤」を使用してくれる業者を探してお願いし、2台とも徹底的に洗浄してもらいました。それでもアレルギー反応は出てしまい、真夏にエアコンが使えないという厳しい状況に・・・
車のエアコンには症状が出なかったため、しばらく車で過ごすこともありました🚗
家の中でも、少しでも涼しくて反応の少ない場所を探して、廊下や洗面所などを転々とする毎日でした🏠
賃貸住宅のため、ダメもとで管理会社にも相談。元々入居時に設置されていたエアコンで、前の入居者の使用も含め7~8年たっていて、アレルギー反応が出ているので交換出来ないかを相談しましたが、「交換はできない」との返答。
仕方なく別の部屋に新しいエアコンを購入し、ようやく猛暑を乗り越える環境を整えました。
その後は週1回のフィルター掃除は欠かせません。
そして、エアコンは「つけっぱなし」が必須!一度、出かけたため半日エアコンを止めてしまった際に、カビが発生したのかアレルギー反応がでてしまいました。
ネットで見つけた対処法[最低温度で1時間+送風]で何とか改善し、それ以降は10月までノンストップ運転に。
大変でしたが、少しずつ快適な過ごし方を模索しています。
お盆の時期は、仏壇のお線香の香りにも反応。それ以来、毎日上げていたお線香をやめ、手を合わせるだけにしています。

5.やっと見つけたアレルギーの専門病院🏥
 化学物質過敏症を調べるうちに、全国でもこの症状を診てくれる病院が非常に限られていることを知りました。そして、ようやく見つけた病院が「日野厚生クリニック」でした。
7月上旬に予約の連絡をし、実際に予約は8月下旬。数か月待ちでしたが、ようやく専門の先生に相談することが決まりました。

6.日野厚生クリニックでの診察
 8月下旬、いよいよ予約当日です。遠かったけど何とか無事に到着。
診察前に、血液検査、心電図、平衡感覚テストを行いました。
先生の問診では、生活習慣や普段の行動まで細かく聞いて下さいました。
先生からは次のようなアドバイスを頂きました。
・スマホを寝る前に見ると、自律神経に影響を及ぼすので避けること。
・適度に身体を動かすこと。
・規則正しい生活を心掛けること。
どれも基本的な事ですが、医師の言葉として聞くと娘も意識が変わったようで、生活を見直す良いきっかけになりました。
検査結果は後日、電話で詳しく説明して貰えるとのことで、遠方からの受診にも負担がかからない様に丁寧に対応してくださる病院でした。
今までこの病院に辿り着くまで何カ所も病院を回りましたが症状を訴えても、数値や検査で異常がないことから考え過ぎ、洗剤や匂いに反応することは関係ない、様子見としか言われず、とても不安な日々でした。
ですが、日野厚生クリニックは数値や結果ではなく娘の症状を一つ一つ丁寧に聞いてくれて、否定せず、理解してくださいました。
本当に行って良かったと、帰り道、娘と話しながら帰って来ました。

今回、娘の「化学物質過敏症」を通して感じたのは、「目に見えないもの」によって体がこれほどまでに影響を受けるということです。
普通の生活が難しくなり、使えるもの・使えないものを選ぶ毎日は大変ですが、同じような症状で悩んでいる方が少しでも安心できるよう、私たちの体験談を記録していこうと思います。
次回、2週間後に届いた検査結果とその後の生活の変化について書こうと思います。
  
  
  
  

コメント